井上絵美からのメッセージ
スクールの発足について
私が料理教室をスタートして、20年近くの年月がたちました。
お教室に通ってくださる、様々な職業、ライフスタイルの女性たちと接する中で、 「食」や「食にまつわるライフスタイル」に真剣な興味を持つ女性たちがいかに多いかということに気づきました。
同時に、料理研究家としてテレビ、雑誌、イベントなどの仕事をしていくなかで、 フードビジネスに関わる女性たちと仕事をする機会も多くありました。
私がいつも感じるのは、この世界においては女性ならではの繊細な視点、センスや感性が、とても大切であり、同時にそれを磨いて、自らも輝いているすばらしい女性たちがたくさんいるということです。
こういった女性たちを長年見てきて、とても大切な役割を忘れていたことに気づきました。
それは、 エミーズならではの方法で、「食の世界をリードして活躍する女性たち」を育てること、なのです。 たとえば、フランス料理を習得するなら、調理師学校やレストランの厨房に入り、ひたすらお料理を作ることも、もちろんひとつの方法です。でも、センスと知識、応用力を兼ね備えた「プロ」になるなら、もっといろいろな角度からの知識や経験を得ることが必要だと、いつも思ってきました。
そのお料理の国の言葉を覚える。
文化・風土・雰囲気を肌で感じる。
シーンやニーズによって、お料理やテーブルまわりの見せ方を変える方法を識る。
メニューの組み立て方のポイントを学ぶ。
自分ならではの料理を生み出す際の発想の持ち方を考察する。
作るだけという当たり前の工程だけではなく、様々な要望に応えられるプロが求められる時代になってくると思うのです。
エミーズ発 「食」のプロを育てるスクール
今回、各分野の最先端で活躍なさっている一流の講師陣にご協力いただくことによって、他にはない、エミーズならではの充実したカリキュラムを組むことができました。 私が20年この仕事をしてきた中で、食の仕事をする上で必ず役に立つと思われる内容を網羅したつもりです。
9か月間で383時間(1ヶ月40時間以上)という他のスクールに比べると授業時間が圧倒的に多いのは、プロとして長くレベルの高い仕事をしていく為には、譲れない時間数なのです。本来なら週に1回程度(週4h)で2年(24ヶ月)かける事を短期間に凝縮しました。 常に「実際のシーン」を想定して組んだ講座内容は、最短で仕事に役立つ能力を身につけて頂ける最高のレッスンになることと思います。
エミーズが培ってきたノウハウは、すべて皆さんに吸収していただいて、さらに個々の才能・個性を存分に発揮して多方面で活躍していただきたい。 このスクールが、日本の食の世界を先導し活躍する女性たちを輩出する場になると信じてやみません。
井上絵美 プロフィール
料理研究家。
父は映画監督 井上梅次、母は女優 月丘夢路という家庭に生まれる。慶應幼稚舎より聖心女子学院に進む。 聖心女子大学卒業後、辻調理師専門学校フランス校リヨンにてフランス料理の基礎を修学。後に、ルノートル製菓学校パリでフランス菓子を学ぶ。
'91年、料理教室『AMY'S』(エミーズ)を東京・青山に設立。「できるだけ手間を省き、短時間で洒落た美味しい料理を作る」という基本コンセプトで、フランス料理、イタリア料理をベースに、日本人の口に合うようにアレンジした枠にはまらない料理を教える。トークショーや講演会、雑誌、テレビなどで幅広い活動を続ける。 エミーズでは、料理の他、パン、ワイン、フラワーアレンジメントなどの講座も行っている。
「Mart」“井上絵美の一目ぼれ食材DIARY”にて、エコールエミーズについてご紹介しています (以下、抜粋)
一昨年から始めた女性の料理家を育成する「エコール・エミーズ」。今年も9か月のカリキュラムが終わって、卒業発表。
それぞれが考えた料理を料理教室形式で発表して、それを20人分も調理して皆に食べさせる。ほとんどの生徒が料理の経験がなく、入学したのに、センスのいい創作料理を発表。驚くばかりの進歩に「人間の力ってすごい!」とばかりに、ただ、ただ感動!
最後の卒業式の日、涙、涙のセレモニーの後の締めくくりはパーティ。去年はホテルのスイートルームと会議室を借り切って行ったが、今年は「エミーズ」の教室のスペースで。将来パーティプランナーを目指す生徒がいて、その人に託したかったのだ。 当日できあがった会場を見て、思わず「かっこいい!」。シンプル、モダン、クールと今私が意識するテイストそのもの。アクリル板を利用して、その上に料理やデザートがのせてある。
それぞれの料理は講座を担当してくださった先生たちが卒業式のためにつくってくれた。 「ラ・ベットラ」の落合シェフからはオマール海老とトリュフの一口タルト、「シェ・トモ」の市川シェフは田舎風テリーヌ、「分とく山」の野崎シェフは胡麻豆腐とレーズンと杏の羊羹。うちの講師たちからはカナッペで、私からはさくらんぼ。千疋屋さんのさくらんぼをシャンパンに入れて・・・可愛くて美味しかったよね。
10月からは第3期の授業がはじまる。3期生はどんな女性たちが来てくれるのか、とても楽しみです。
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